寒いとトレイが近くなる?その原因とは

寒い時期になると、トイレに行く回数が増えると感じる方も多いはず。

なかなかトイレに行くタイミングが無いと、非常に困りますよね。

なぜ寒くなるとトイレが近くなるのでしょうか。

原因を見てみましょう。


まずは尿について知る

体中の血液は、体内を巡った後、不要であると判断された血液が腎臓に戻ります。

腎臓に戻された血液は、老廃物を取り除き、再度体内を巡ります。

ここで、老廃物を含んだ状態の水が尿です。

この老廃物を含んだ水が膀胱へ流れ、排出されます。

寒さとの関係とは?

寒い抗利尿ホルモンが分泌されることで、通常よりも多い尿が作られてしまうのです。
また、冬は汗をかくことが少ないことで体内の水分のバランスを調整するという意味で尿として排出されます。


脳が勘違いをすることも

膀胱の要領は、成人で約500ml程です。女性の方が小さく、少ない方で250ml程度です。

要領の5分の4ほど溜まった状態になると、脳に信号が送られるため尿意として感じます。

さらに、寒さで膀胱が収縮します。本当は5分の4まで溜まっていないのにも関わらず、膀胱が縮まることで脳が勘違いをして尿意として感じることがあるのです。

まとめ

尿道は男性の方が長く、膀胱の容量も多いことから男性はトイレの回数が少ないというイメージがあるのです。

女性は尿を我慢することで細菌感染を起こしやすく、膀胱炎になりやすいという特徴があります。

尿意を感じた場合には我慢をせず、‘脳の勘違い’であると感じたとしても念の為にトイレに行くようにしましょう。

手に出来る水ぶくれの原因と治す方法とは?

手に出来る小さな水ぶくれ。特に指に出来ることが多く、冬場に見られることが多い症状でもあります。

これは掌蹠膿疱症という症状である可能性が非常に高く、菌やカビを含まない症状です。

ステロイドが含まれる軟膏で完治すると言われていますが、悪化してしまうと繰り返すため皮膚科での診察を受けてください

しかし、他にも水ぶくれが起こる原因が考えられます。症状別にまとめました。


水虫による場合も

掌蹠膿疱症であれば、菌を持たないため完治までの時間も早く感染もしません。
しかし、水虫である白癬による水ぶくれは菌を持っており、水ぶくれが破けると菌が繁殖します。
強い痒みを伴うため掻いてしまい、水ぶくれを破いてしまうケースが多い症状です。

アレルギーによる水ぶくれ

アレルゲンとなる食物や植物に触ると水ぶくれが起こる場合があり、これはアレルギーによるものです。 
水ぶくれの前に湿疹が見られますが、湿疹が悪化すると水ぶくれになります。
アレルゲンを特定することも重要となります。

乾燥やあせも、汗疱による水ぶくれ

冬の時期に多くなるのは手湿疹です。手の指が乾燥していると、水ぶくれが出来る場合があります
乾燥を防ぐことで水ぶくれが出来ることも防ぐことが出来ます。
あせもは水ぶくれにならないものが多いのですが、皮膚が汗の刺激を受けることで水ぶくれが出来るケースもあります。
汗疱は、あせもに似ているものの少し異なる症状です。皮膚が汗に反応し、汗の出る汗腺を塞いでしまう事により炎症を起こします。
主な症状は湿疹ですが、悪化すると水ぶくれが出来ます。

手足口病

口の中や唇、足にまで水ぶくれが出来た場合、手足口病の可能性があります。
様々な菌を持っており、発熱や痒み、痛みを伴います。
水ぶくれが出来ているうちは感染力も強くなるため、外出をしないようにしましょう。

まとめ

同じ水ぶくれでも、実は様々な原因があるのです。
潰してしまうと慢性化することが多く、水ぶくれの跡が残ってしまうこともあります。
潰さずに、軟膏や皮膚科での治療を受けるようにしましょう。

爪水虫とは?水虫とはどう違う?女性が発症しやすいという理由とは

通常の水虫とは異なり、爪水虫は自分で気づきにくいことが特徴。
日ごろから爪の状態を確認し、異変がないかどうかをチェックすることが大切です。
また、1度発症すると治りにくい病気でもあるため、予防や治療に関して十分な知識を持っておくようにしましょう。


爪水虫とは?女性が発症しやすい?

水虫と同じ真菌が、爪に感染している状態です。
日本人では10人に1人が感染していると言われる、非常にポピュラーな病気でもあります。
これは花粉症患者と同じ数字です。非常に多いことが分かりますね。
水虫といえば、革靴を長時間はいている男性が発症するというイメージでは無いでしょうか。
しかし、近年では女性の発症率も非常に高いのです。
ブーツやネイルなどで、足や爪に菌が溜まりやすい状況が多くなっているためです。

爪水虫は気付きにくい

爪水虫の初期症状は、ほとんどありません。
水虫の様に痛みやかゆみがないため、気付きにくい病気でもあるのです。
しかし、気付かないまま長期間放置することによって爪の内部にまで菌が浸透し、悪化して行きます。
そのため、少しでも詰めに異変を感じた場合は早い段階で治療を開始する必要があるのです。
足に発症する水虫同様に、他人に移ることがあります。また、足だけではなく手の爪にも感染します。

爪水虫の主な症状

1.初期段階では、爪が厚くにごります。爪が乾燥した様になり、爪が分厚くなることも特徴です。
初期段階であっても、治療は数か月を要します。

2.中期では、爪が白く変色します。爪の内部にまで菌が繁殖しているため、白色が目立ちます。

3.末期では、爪の表面がボロボロになる・筋ができる・爪が変形するといった症状が見られます。爪を剥がして処置をすることとなります。

また、爪の周りにも症状が広がる場合があります。皮膚にも感染して行くため、歩くことが困難になるほどの痛みを伴う場合も。

爪が分厚くなっている

爪が分厚くなる、白く濁る、ボロボロになっているという症状は、爪水虫の可能性が非常に高いです。
爪水虫になってしまった場合の治療方法をまとめました。

基本的な治療方法

爪水虫を治療するための方法は、内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)、レーザー治療等の3種類です。
内服薬(飲み薬)による治療では、菌の繁殖を抑える薬を服用します。
外用薬(塗り薬)による治療では薬を使用しますが、市販の水虫薬では効果がありません。
爪水虫は固い爪の奥に菌が繁殖しているため、菌に薬が届かないのです。そのため、爪水虫専用の治療薬を使用します。
レーザー治療は、爪にレーザーを当てることで菌の繁殖を抑えるという治療方法です。しかし、2017年現在では日本での許可が下りていないため保険適応外となります。

民間治療は効果なし?

馬油・酢・ティーツリーオイル・足湯などが効果的であると言われています。
実際に効果はあるのでしょうか。
まず馬油は、固い爪の奥までは浸透しないため効果は期待出来ないと言えるでしょう。
酢を使用した治療法も、医学的根拠はありません。
爪水虫の元となる菌は、熱に弱いため足湯自体は効果が期待出来ます。しかし、60度以上の熱に弱いとされているため、火傷の危険があります。行わない方が良いでしょう。

効果が期待出来るものとして、ティーツリーオイルは綿棒にオイルをふくませ、爪に塗るという治療方法です。
ティーツリー原液は非常に刺激の強い成分であるため、患部以外の皮膚に付着しないようにしましょう。


爪水虫を予防しよう

まずは、爪水虫にならないことが一番です。
予防することも意識しましょう。
爪水虫は感染するため、バスマットやスリッパなど素足で使用するものは清潔にしておきましょう。
また、爪水虫は足の水虫から感染する可能性が非常に高いのです。
爪水虫は、足の水虫菌を放置することによって感染する可能性が最も高いと言われています。
足の水虫はしっかりと治療をしておきましょう。

まとめ

爪水虫は自覚症状が出にくいことから、発見が遅れるケースが多いのです。
爪水虫の治療には時間が掛かります。菌の繁殖を抑え、爪が生え変わるまでは半年ほどの時間が掛かるのです。
特に足の爪は、意識を向けることが少ない場所です。
気付くと爪水虫が進行しているということも。女性はフットネイルをしていると、爪の変化に気付きにくい場合があります。爪の間をチェックし、爪が分厚くなっていたり変形していないかどうかを確認してみましょう。
民間療法なども沢山あるようですが、まずは皮膚科に行って診察を受けることが最良の方法でしょう。
放置した期間の分だけ菌は繁殖し、治療期間が長くなる可能性があるのです。
自己判断をせずに薬を服用して完治させましょう。

毛穴に詰まった角栓は抜いても良い?無理に抜いた場合の問題とは

鼻や頬、ニキビに見られる角栓。つい抜いてしまったり、絞りだしてしまうという方も多いのではないでしょうか。
しかし、毛穴が広がったりニキビが悪化するなどの症状が気になります。
角栓は何故できるのか、出来てしまった場合の良い対処法はあるのでしょうか。


角栓とは何?

角栓というのは、毛穴に詰まっている皮脂や角質です。
角栓はニキビの原因となりますが、毛穴を外部刺激である雑菌から守るという役割もあるのです。
そのため、角栓がない方が良いという訳でもないのです。
毛穴全体を塞ぎ、大きくなってしまわない限りは角栓がある方が良い場合もあるという事です。

角栓は取らない方が良い?

角栓が気になり、自分で取ってしまう方も多いはず。
角栓というのは、肌のターンオーバーで自然に取れるものです。
自分で取ってしまうと、皮膚が反応することで新しい角質や皮脂を作り出します。
この時、皮膚が過剰に反応をしてしまうため、大きな角栓が作られてしまいます。
これを繰り返して行く事で、角栓はどんどん大きくなって行ってしまうのです。
大きな角栓は、肌のターンオーバーでは取れなくなります。

大きくなった角栓への対応

大きくなり、ターンオーバーでは取れなくなった角栓はどの様に処理をすれば良いのでしょうか。
角栓は少しずつ大きくなる性質があります。そのため、まずは角栓を小さくする必要があります。
角栓を小さくし、自然に取れるようにするためには「生活習慣の見直し」と「正しいケア」の2つの方法が有効です。

生活習慣の見直し

まずは脂の多い食事を避けます。皮脂を作ることを防ぐためです。
また、22時~1時の間は睡眠を取るようにしましょう。この時間帯は肌のターンオーバーが行われる時間であるため、眠っている状態が理想です。
適度な運動をするように意識をすることで肌代謝を良くします。

正しい肌ケアを行う

角栓を小さくするために必要なケアは、洗顔です。
正しい洗顔方法をすることが大切なのです。洗顔料を良く泡立てて、泡で洗うという意識で行いましょう。
角栓を小さくしたり取りやすくするためには、クレンジングオイルなどで洗った後に洗顔料で洗う事が効果的です。

まとめ

角栓を取るための美容グッズなども販売されていますが、無理に押し出すような行為は止めましょう。
角栓が大きくなれば毛穴が広がり、角栓よりも目立つ結果となります。
まずは角栓を小さくし、肌の状態を健康にすることで自然に取れるようにしましょう。

目やにが多いと感じるときの原因とは

人間の目には、血管など沢山の組織が通っています。
そのため、細菌感染を起こしやすい場所でもあるのです。
炎症が起こることで目やにが増えます。

目やにとは?

そもそも目やにとは何でしょうか。
健康な細胞から排出される粘液は、涙と一緒に角膜を覆うことで角膜を守っています。
通称‘涙の膜’は、まばたきの度に新しい膜へと生まれ変わるのです。
生まれ変わり、古くなった涙の膜が目の表面の埃などと一緒に、目頭から鼻へ排出されてゆきます。
寝ている間は瞬きをしないため、排出されることがなく目頭に溜まってしまいます。これが、寝起きの際に目に付いている目やにの原因です。

病気の可能性がある目やに

寝起きの目やには、特に問題はありません。よほどの量であり、目も開けられないほどではない限りティッシュなどで拭き取るだけで良いでしょう。
目やにの量が多く、目やにの性質によっては病気が疑われます。
水っぽい目やにが多量に出る場合はウイルス性結膜炎が疑われます。
黄色い目やにが多量に出る場合は細菌性結膜炎、ドロッとした目やにの場合は慢性涙嚢炎の可能性があります。
蓄膿症など鼻の病気が原因となる場合もあります。特に子供の場合、多量の目やにが出る原因は8割以上が鼻の病気が関係しているとも言われています。
また、コンタクトレンズを使用している場合には異物が入った状態であることから、目やにが出やすくなります。
アイメイクをしっかりと落とすことが出来ていない場合にも、メイク用品の成分が目に入ることで目やにの原因となります。
炎症も起こしてしまうため、メイクはしっかりと落とすように気を付けましょう。

まとめ

寝起きの目やにとは違う、目が痛い、目やにの量が多い等、いつもと違うと感じた場合には病院で診察を受けましょう。
特に目やにが多い場合で、鼻詰まりなどの症状も見られない場合には目の病気である可能性があります。
角膜を傷つけていたり、感染をしていた場合に重症化してしまえば視力の低下にも繋がりかねません。市販の目薬などを使用せず、専門医の指示に従いましょう。

耳を触ると痛い!外耳炎の症状とは

耳に触れただけで、耳の中に痛みを感じるというのは外耳炎である可能性が高いと言えます。
しかし、外耳炎以外にも耳の中が痛む病気が存在します。
主な病気を見てみましょう。

外耳炎とは

耳の穴から鼓膜までを‘外耳’と言います。
ここに炎症が起こることを外耳炎と呼びます。鼓膜の内側に炎症が起こる‘中耳炎’とは異なり、聴力に影響をすることがない点が特徴。
外耳炎は、耳に触れただけで痛みがあり、耳から液体が出てきます。
また、綿棒で耳の中を擦ると膿のような黄色い液体が付くことも。
これらは外耳炎の一般的な症状です。
炎症は数日で収まりますが、治りかけている時に掻いてしまうなどで症状が悪化することがあります。
アレルギー体質である場合、再発の可能性が非常に高いため耳鼻科で治療をし、完治させるようにしましょう。

外耳炎の種類

炎症を起こしていると一言で言っても、外耳炎の種類は様々です。
急性限局性外耳道炎:外耳が細菌感染を起こしており、激しい痛みが特徴です。
びまん性外耳炎:耳掃除のし過ぎによって細菌感染を起こしています。
外耳道湿疹:アレルギーがあり、外耳に湿疹ができます。痛みよりも、かゆみが強いことが特徴です。
外耳性真菌症:真菌というカビの一種に感染している状態。強いかゆみが特徴で、自然治癒は出来ないと考えておきましょう。

外耳炎の原因

耳掃除をしすぎると、耳の中が傷付き細菌感染を起こしやすくなります。
少しの傷に菌が入り、引き起こされることも。プールや温泉など雑菌の多い水が入ることでも起こり得ます。

外耳炎の治療法

耳に傷が付いている場合は、自然治癒で痛みも治まります。
しかし、3日以上痛みが続くようであれば病院で治療をしましょう。
悪化してしまうと、歩く振動や、首を動かすだけでも激しい痛みを伴うようになります。

悪性外耳道炎の疑い

外耳の炎症が頭蓋骨にまで広がっている状態の病気です。
免疫力が低下している場合に起こりやすく、主な症状は耳から大量の液体が出る、激しい痛み、耳が聞こえにくいというものです。髄膜炎などを引き起こし、命に関わる可能性も出てくるため、自然治癒が難しいと判断した場合には病院で診察を受けましょう。

まとめ

外耳炎の治療は、一般的な外耳炎であれば感染部分の液体を取り除き、抗生剤などの軟膏と飲み薬で治療をします。

低血糖症のメカニズムとは?

低血糖症とは、文字通り血糖値が低すぎる状態を指します。
なぜ低血糖症が起こってしまうのでしょうか。

まず、主な原因は砂糖を摂取しすぎること。
穀物や野菜などの糖質は、体にゆっくりと吸収されて行き、脳の働きを助けるブドウ糖へと変化して行きます。

しかし、お菓子やジュースに含まれる糖質は「二糖類」と呼ばれる種類の糖質。
これは体内に急速に吸収されてしまい、危険な状態まで血糖値を上げます。
そうなると、膵臓は血糖値を下げるためにインスリンを多量分泌します。

多量に分泌されることにより、次は血糖値が下がりすぎてしまいます。
これが低血糖症の症状です。

低血糖症の人が気を付けるべき食生活

二糖類を摂取したとしても、運動をするなどエネルギー源としてしまうことで症状を抑えることは可能です。
しかし、急速に吸収されてしまう糖分をエネルギー源として使用することは難しいのです。

低血糖症の人は、カフェインも症状を悪化させる原因となります。
目を覚まそうとコーヒーを飲んだり、甘いものを食べながらコーヒーを飲むことも止めましょう。

ご飯をおにぎりやパンなどの炭水化物のみで済ませた場合、炭水化物が消化される2~3時間で低血糖症の症状が出始めます。
お肉や魚などの食材は4~6時間とされています。
消化されると、低血糖症の症状である手の震えや眠気、イライラするなどの症状が出始めます。

低血糖症になると脳にとって唯一のエネルギーであるブドウ糖が血液中からなくなるため、精神にも影響が出ることも多いのです。

一時的に症状を緩和させようと、甘いものを食べるという方法もあります。
また、低血糖症の症状が出た際に無性に何かを食べたくなるという方もいるはず。

しかし、対処法として食べ物を食べるということを繰り返すことは、低血糖症の症状を何度も繰り返すことにもなるのです。
膵臓が弱り、インスリンが分泌できなくなれば糖尿病となります。

低血糖症は治せない

低血糖症は、そもそも体質によるものでもあるため治すことは出来ません。
また、弱ってしまった膵臓も元には戻らないのです。

そのため、食事の取り方が重要となります。食べたものは順番に吸収されて行くため、まずは二糖類ではない海藻・野菜・魚・肉などから食べ始めましょう。

炭水化物やお菓子などは、空腹時はもとより食事の中でも控えるようにしましょう。
糖尿病まで進行をしてしまえば、極度の食事制限が掛かり治療も困難となります。
自分の身体を理解し、まずは食事の摂り方から変えて行く必要があるのです。

尿たん白の反応が出た場合の原因

尿を採取し、尿の成分だけで体の中の状態までを把握することが出来てしまいます。
この尿検査で‘尿蛋白・陽性(+)’との結果が出た場合、必ず再検査が必要となります。
また、セルフ検査の場合は必ず医師に相談をしなければなりません。
尿蛋白との結果が出た場合、どの様な病気が考えられるのでしょうか。

尿たん白が出る原因

まず、腎臓にはフィルター機能である糸球体が存在しています。
全身の血液をろ過し、尿を作るのです。
このフィルターよりも、蛋白のサイズは大きいため、本来はフィルターを通過して尿に混じることはありません。
しかし、腎臓に何かしらの異常があり、フィルター機能が低下すると尿に含まれる蛋白が多くなり、尿蛋白として検出されます。

判断方法

健康な人の尿蛋白の量は1日に40~70mg、1日に150mgを超えると尿蛋白であるとされます。
尿検査では、0~14mgなら陰性(-)・15~29mgなら擬陽性(±)・100mg以上なら陽性(2+)と判断されます。
毎年の健康診断で擬陽性が続くようであれば、腎臓が弱ってきている可能性があります。

陽性でも病気ではない?

陽性であっても、腎臓の病気ではないケースもあります。
‘生理的蛋白尿’‘機能的蛋白尿’と言われるもの。
1次検査で陽性であっても、1次検査では陰性となるケースもあります。
そのため、1次検査で陽性であっても病気の可能性は低い場合があります。
健康体であっても、その日によって体調は異なります。
別日に検査を行うことで、一時的に体調が悪かっただけであると判断できるのです。
1次検査で陽性が出る原因は、たんぱく質の過剰摂取・激しい運動・入浴後・発熱時などです。
さらに、立って居る状態で腎静脈が圧迫される起立性蛋白尿などもあります。
妊娠・月経前・ストレス・体の冷え・精液や膣分泌物が入っただけでも陽性反応が出る場合があります。

検査を受けても体内に異常がない場合は、この様な一過性のものであるため過剰に意識することではありません。
自己判断をすることは危険であるため、病院での検査は行いましょう。