耳を触ると痛い!外耳炎の症状とは

耳に触れただけで、耳の中に痛みを感じるというのは外耳炎である可能性が高いと言えます。
しかし、外耳炎以外にも耳の中が痛む病気が存在します。
主な病気を見てみましょう。

外耳炎とは

耳の穴から鼓膜までを‘外耳’と言います。
ここに炎症が起こることを外耳炎と呼びます。鼓膜の内側に炎症が起こる‘中耳炎’とは異なり、聴力に影響をすることがない点が特徴。
外耳炎は、耳に触れただけで痛みがあり、耳から液体が出てきます。
また、綿棒で耳の中を擦ると膿のような黄色い液体が付くことも。
これらは外耳炎の一般的な症状です。
炎症は数日で収まりますが、治りかけている時に掻いてしまうなどで症状が悪化することがあります。
アレルギー体質である場合、再発の可能性が非常に高いため耳鼻科で治療をし、完治させるようにしましょう。

外耳炎の種類

炎症を起こしていると一言で言っても、外耳炎の種類は様々です。
急性限局性外耳道炎:外耳が細菌感染を起こしており、激しい痛みが特徴です。
びまん性外耳炎:耳掃除のし過ぎによって細菌感染を起こしています。
外耳道湿疹:アレルギーがあり、外耳に湿疹ができます。痛みよりも、かゆみが強いことが特徴です。
外耳性真菌症:真菌というカビの一種に感染している状態。強いかゆみが特徴で、自然治癒は出来ないと考えておきましょう。

外耳炎の原因

耳掃除をしすぎると、耳の中が傷付き細菌感染を起こしやすくなります。
少しの傷に菌が入り、引き起こされることも。プールや温泉など雑菌の多い水が入ることでも起こり得ます。

外耳炎の治療法

耳に傷が付いている場合は、自然治癒で痛みも治まります。
しかし、3日以上痛みが続くようであれば病院で治療をしましょう。
悪化してしまうと、歩く振動や、首を動かすだけでも激しい痛みを伴うようになります。

悪性外耳道炎の疑い

外耳の炎症が頭蓋骨にまで広がっている状態の病気です。
免疫力が低下している場合に起こりやすく、主な症状は耳から大量の液体が出る、激しい痛み、耳が聞こえにくいというものです。髄膜炎などを引き起こし、命に関わる可能性も出てくるため、自然治癒が難しいと判断した場合には病院で診察を受けましょう。

まとめ

外耳炎の治療は、一般的な外耳炎であれば感染部分の液体を取り除き、抗生剤などの軟膏と飲み薬で治療をします。