FXでの代表的な3つの失敗例!失敗する人の共通点とは

FXは、成功すると多額の利益を得られる可能性があるものの、当然失敗した場合には大きな損失を生みます。
FXで損をしないためには、失敗例を確認し、対策を講じることが重要です。
特に失敗しやすいトレードや、実際の失敗例を見ていきましょう。

FXでの失敗例1:スキャルピングでの失敗

スキャルピングとは長短期間で売買を繰り返す手法であり、この手法で陥りやすい落とし穴が「ポジポジ病」です。
ポジポジ病とは、超短期売買の中で常にポジションを持っていたくなる心理状態を指し、一つのポジションを決済したら間髪いれずに売るか買うかを判断して、次のポジションを持ちたくなってしまいます。
FXは基本的に24時間トレード可能であるため、連続して取引をしたい感覚になってしまいがちです。
しかし、為替相場にサプライズは付き物で、ポジポジ病に落ちいている場合は連続した取引状態になっているため、このサプライズに巻き込まれ大きな損失を生んでしまう危険性があります。
特に、スキャルピングでは計画性を持っているつもりでも、ポジションの空白を避けたいあまり結局は無計画にながちです。
サプライズに巻き込まれてしまうというポジポジ病に陥りやすいため注意しましょう。
ただし、スイングトレードは中期的な売買で利益を生み出す手法であり、ポジションを持ち続けるのは一般的なことです。計画的なトレードであればこのような問題も回避できるでしょう。

FXでの失敗例2:システムトレードでの失敗

システムトレードには、3つの落とし穴があります。
一つは、稼げないストラテジーです。
ストラテジーとは基本的に自動売買となるため、稼げないストラテジーにはまってしまうと、いたずらに損が膨らんでしまいます。
それぞれのストラテジーには相場の得手・不得手があり、相場をしっかり分析して波に乗っているストラテジーを選択することが重要です。
波に乗っているストラテジーは勝ち負けが混在しますが、中期的視点ではしっかりと利益が出ているものです。直近の一から二週間が好調で、長期的にも勝ちが負けを上回っているストラテジーを選ぶことがコツになります。勝ち負けが交互に発生しますが、勝っている波をうまく捕まえるというイメージです。
初心者の方は特に勝っている波を見つけるて選んでいくのが利益を生む一つの手段でしょう。
二つ目がストラテジーの過稼動です。
「勝っているストラテジーを数多く稼動させれば儲けも多くなる」というのも陥りやすい落とし穴であると言えます。ストラテジーを多く稼動させると、結局は管理ができなくなります。勝ち続けていれば継続稼動で問題はありませんが、負けはじめた時には稼動の検討をしなくてはなりません。
しかし、複数のストラテジーを稼動させていると、この判断と管理が後手に回って損失を膨らませる結果となってしまいます。
三つ目が一撃取引の悲運です。
「大きく設けている売買プログラムなのでデフォルトの倍の通貨で設定したが損失額も倍になった」
「ポンド関連で複数の売買プログラムを稼動させたが強制ロスカットになった」
これらは、取引額を大きくしたあまり、大きな損失を生む結果となった事例です。
シストレは取引額に応じて狙える利益も大きくなりますが、当然、リスクも増大します。
身の丈にあった取引規模の見極めが大切です。

FXでの失敗例3:スワップポイントでの失敗

トルコの「リラ」、オーストラリアの「豪ドル」、南アフリカの「ランド」は、高金利通貨のため、保有しているとスワップポイントが付きます。
業者ごとに異なりますが、基本的には利子と同じ形で利益となるものです。
しかし、スワップポイントは為替差額と比較をすれば少額であり、少しの変動でスワップポイントはもちろん、ポジションも強制決済され、損失になる場合もあります。

失敗した人には共通点が?


FXで確実に頭に入れておきたいことは、勝率を気にすることより、獲得した利益の大きさが大切ということです。「利大損小」利益が大きく損が少なければ、手元に残る利益が大きくなります。
理屈ではわかっていても、あまりに勝率にこだわるばかりに利小損大になる投資家はとても多いです。
勝率は高くても、負ける金額が大きければ利益につながりません。
また、予想に反して値が落ちたにもかかわらず、そのうちに値が上がることを期待して放置をする、「塩漬け」にすることも注意しましょう。

負けを認めるのは容易なことではありませんが、期待を持ち続けると大損につながることもあります。
買っているときには買い増しをしないで、マイナスのときほど買い増しをしてリスクを減らそうとするのです。マイナスのときのナンピン、プラスになっているときの想定外のポジション増加はロスカットにつながりやすいため、ナンピンの使い方も大きく勝敗を分けると言えます。
さらに、負けていると「冷静さを失う」ことになります。失敗した分を取り戻そうと奮起し、冷静なときには手を出さないような取引に手を伸ばすのです。
破滅の道へ進まないためにも、リスク管理の意識を高め、所持資産のポジション保有の限界を計算し、把握することが重要だ。負けているときほど冷静になりましょう

FXで失敗しないポイントをチェック

FXを続けていく上で大切なことは、プレッシャーに負けないことです。失敗しないための三つのポイントを見ていきましょう。
まず、「投資スタイル」を決めて確実に守ることです。
投資をする資産状況や時間帯はそれぞれ異なります。個人の状況にマッチした投資のスタイルを作り、そこからはみ出さないようにすることが負けないための秘訣です。
次が、損切りの徹底であり、損失を最小限にとどめ、利益を追求します。
最後に、トレード時間を吟味することです。
外国為替市場は24時間体制で眠らず、常に動いています。
時差があるため、世界の市場の活発な時間帯は日本のタイムラインと異なっていることを忘れないようにしましょう。

これらの対策として、常に新しい情報を求め、情報の分析を怠らないことがFXで勝率を分けます。
FXの人気により、FX会社は分析に役立つシステムやツール、その参考データとなるチャットツールなどを豊富に提供されていることが特徴です。
負けていると感じたときこそ、冷静になって状況を分析することが役立ちます。正しく分析をしていく中で冷静さを取り戻し、思考も成熟してくるものです。

また、損を取り戻すのは、冷静さが戻ったときが最適です。負けが続き、冷静さとプレッシャーに負けたときほど、損を取り戻すために肩に力が入り、破滅に向かうような大勝負に出てしまいます。小さいミスも積み重なれば大きい損失、プレッシャーになるのです。プレッシャーに負けず、冷静に向き合うことが失敗しないたの最大のポイントであると言えるでしょう。

まとめ


・身の丈にあった取引規模で行う
・「損切り」の意識を忘れない
・プレッシャーに負けない

FXの基本的な取引テクニックはもちろんですが、24時間取引可能なFXは、精神論も重要であることも忘れないようにしましょう。