マタニティ婚を成功させるための5つのポイントと注意点

マタニティ婚とは、マタニティウエディングとも言われ、妊婦が結婚式を挙げることを言います。
一昔前までは「できちゃった婚」などと言われていましたが、赤ちゃんを授かることはおめでたいことでもあります。
「できちゃった」という言葉は若干マイナス要素があるため、近年「授かり婚」や「マタニティ婚」「おめでた婚」とも言われています。
近年、マタニティ婚は結婚式のスタイルとして多く行われています。
しかし、全員が結婚式をあげているわけではなく、結婚式をしなかった先輩夫婦も少なくありません。
そこで、先輩夫婦がマタニティウエディングをした理由、また、しなかった理由について紹介します。

マタニティ婚をした理由

ウェディングプランナー500名に行われたアンケートによると、マタニティ婚をした理由として最も多かったのは「出産した後は子育てが忙しくなり結婚式を挙げられる可能性がないと考えたため」という意見です。
出産後は想像以上に子育てに時間を取られてしまいます。
そのため、出産前に結婚式を行っておきたいという夫婦が多かったようです。
次に多い理由が、「友人や知人に妊娠の報告をする機会を作りたかったから」というもの。他にも、「妊娠中の不安要素である経済面に配慮したマタニティウエディングプランがある結婚式場が魅力的であった」という理由が多いです。
限定プランがあることにより、結婚式をあげるきっかけになったという先輩夫婦もいるようです。
結婚紹介サービスの利用者からのアンケート結果には、様々な声がありました。



マタニティ婚を行った夫婦の声

「仕事もしており、つわりも辛く、結婚式のことを考えられずにいましたが、色々な式場を紹介してくれるサービスがあると聞き、迷いながらも見学に行ってみました。
一般的には3時間ほどかかる見学も、妊娠中ということで一時間半に短縮してもらい、式場では体調を崩すこともなく気遣ってくれたため、楽しく見学できました。」
「入籍していたものの、妊娠したことに気づいたのが遅かったため、結婚式を検討せずに過ごしていました。しかし、結婚式は諦められず、インターネットで探していたところマタニティ限定プランがある式場紹介サービスを知りました。お腹が大きくなってしまうと
結婚式はあげられないのではと焦っていましたが、アドバイザーさんが希望に合う式場を紹介してくれた上に、見学の予約まで行なってくれたため、スムーズに見学できてよかったです。」

マタニティ離婚をしなかった夫婦の理由

反対に、マタニティ婚を行わなかった、もしくは行えなかった夫婦には、どのような理由があるのでしょうか。
・結婚式はあげたいけどつわりが辛いため式場の見学に行けない
・マタニティウエディングを計画していたが 早産や流産の可能性があると言われドクターストップがかかった
・元々1年後の結婚式を予定していたが急に妊娠が発覚し日程の調整ができずあきらめた
・親や彼氏から妊娠中の結婚式はやめろと言われた
・赤ちゃんが生まれてから家族で結婚式を行いたいと考えたため
このような理由がありました。
マタニティ婚をしなかった理由は夫婦それぞれ異なりますが、自分の結婚式を挙げたいという意志よりも、赤ちゃんのことを最優先にしたために諦めたという人も多かったです。

マタニティ婚をできるかどうかは産婦人科医に相談必須

マタニティ婚を検討している場合、必ず産婦人科医の診断を受けましょう。
重要視しなければならない点は、妊娠している新婦の体と赤ちゃんの体調です。
経済的な余裕があったとしても、赤ちゃんの具合が悪ければ結婚式はあげられません。
お母さんや赤ちゃんにリスクがないか、どのタイミングであれば結婚式を挙げられるのか、自分が現在通っている産婦人科の担当医に相談し、アドバイスをもらいましょう。
アドバイスに沿って結婚式をするか否かを判断します。
このように、マタニティ婚を行う人が増えてはいるものの、様々な心配や不安はつきものだといえます。
それでは、一般的にどのタイミングであればマタニティウエディングをできるのでしょうか。


マタニティ婚は妊娠何ヶ月で行える?体調によって妊娠5ヶ月後半から7ヶ月前半を選ぼう

マタニティウエディングを行う時期として最適なのは、妊娠5ヶ月後半から7ヶ月前半です。
実際にマタニティウエディングを行った夫婦の多くは、妊娠5ヶ月後半から7ヶ月前半で行っています。
なぜこの時期が最適なのかと言うと、つわりがおさまる時期でもあり、安定期に入っているため、お母さんと赤ちゃんへのリスクが少ないからだと言えます。
しかし、安定期の中でも5ヶ月頃を目安に結婚式を挙げる場合、つわりの辛いタイミングで式場見学や打ち合わせなどを行う必要があるため、旦那さんに準備や打ち合わせをを頑張ってもらう必要もあるでしょう。
一方7ヶ月頃に入ると、お腹が大きくなるため、希望していたドレスが着られないといった可能性もあります。
しかし、安定期よりも早い時期に行ってしまうと流産などのリスクがある、また、8ヶ月目以降になればお腹が目立ってしまい、長時間座っていたりドレスを着用していると辛くなってしまいます。
このようなことから、安定期の中頃にマタニティ婚をすることがおすすめだと言えます。
あくまでも個人の体調によって異なるため、必ず産婦人科医に相談することが大切です。


医師への相談は必須

繰り返しになりますが、マタニティ婚を考えている段階で、必ず担当の産婦人科の医師に相談しましょう。
また、最初に相談した際には結婚式はあげても良いと言われたけれど、打ち合わせを進めていく中で赤ちゃんやお母さんの体調に変化が現れ、ドクターストップがかかることもあります。
もしも延期する場合には、いつ頃であれば良いのか、延期する場合結婚式場ではどのような対応をしてくれるのかを事前に確認しておくことも大切です。
キャンセルをする時期によって異なりますが、マタニティ婚の場合はキャンセルや変更料金と言った手数料がかからないケースも多いです。
それでは次に、実際にどのような予定でマタニティウエディングの準備をしていくのか、具体的な内容をチェックしていきましょう。

2ヶ月で間に合うマタニティ婚の準備

実際に、結婚式の1ヶ月前に申し込みを行い、マタニティウエディングを行った先輩夫婦もいます。
ただし、ゲストへの招待状を出す、衣装や料理を選ぶなどの準備に時間がかかるため、やはり2ヶ月から3ヶ月の準備期間があると安心でしょう。
また、マタニティウェディングを行う際の不安要素と一つとして自分の体型に合ったウエディングドレスが見つかるかどうかという点も挙げられるでしょう。
結婚式場を探す前にマタニティードレスを見に行く人も多いですが、結婚式場によっては
外部からのウエディングドレスを持ち込めない場合もあります。
持ち込めた場合でも、衣装がついているプランお得なプランを利用できないケースもあるでしょう。


無理のないスケジュール計画を立てる!マタニティ婚を安心してあげよう

マタニティ婚当日を迎える前に、事前にスケジュールをイメージし、十分な準備をしておく必要があります。

マタニティ婚当日に注意したいこと

マタニティ婚の場合は、当日に余裕を持ったタイムスケジュールで行動することが大切です。
時間に余裕がないと、どうしても焦ってしまいます。
無理をすれば赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるため、安定期だったとしても十分に注意が必要です。
また、妊娠中は体温が上がりやすくなります。
冷やしたタオルなどを準備して、首や背中を冷やせるようにしておきます。
また、具合が悪くなった際スタッフへスムーズに伝えることができるよう、事前にサインを決めておくとよいでしょう。
体調が悪くなったことをゲストに悟られず、心配をかけることもなく結婚式を進められます。

体調を最優先!マタニティ婚の二次会は無理しない

妊婦ではなくても、体を強く締め付けるウエディングドレスを長時間着ていたり、明るい照明に照らされていたりすると具合が悪くなることも珍しくありません。
結婚式披露宴が終わるまではおよそ3時間、2次会はプラス2時間半は時間を取られます。たくさんのゲストにお祝いしたいという気持ちはわかりますが、妊娠中は自分の体を第一に考えなければなりません。
もしも二次会を行うのであれば、注意したいポイントは三つあります。
一つ目が中座する場合があることを考え、打ち合わせをしておくこと、二つ目が披露宴から2時間までの間に休憩を挟むこと、三つ目がスムーズに行えるよう披露宴会場で二次会も行うことです。


マタニティ婚の前日は式場近くのホテルに宿泊する方法もおすすめ

マタニティ婚の前日は、お母さんの体調を考え、結婚式の近くのホテルで宿泊する方法がおすすめです。
また、結婚式のスタート時間が午後であれば、前日ではなく当日に式場の近くのホテルを予約し、結婚式の後はすぐに疲れた体を休められるようにしましょう。
もしくは、結婚式場までの移動はタクシーを手配する方法もお勧めです。
このように、マタニティ婚の当日は、可能な限り体に負担がかからないよう、スケジュールや準備に余裕を持つことが大切です。
それではマタニティ婚挙げられる結婚式場はどのように探せばいいのか、具体的な方法を見ていきましょう。

基本的にマタニティ婚だからと断られるケースはない

マタニティ婚だからという理由で、式場から結婚式を断られるということはないと言えます。
マタニティプランを検索サイトで見つけられないという場合でも、結婚式場に直接問い合わせれば、結婚式は可能な為、気になる式場には積極的に問い合わせをしましょう。
また、マタニティ婚は結婚式を探してから挙式までの期間が短くなるため、できるだけスムーズに結婚式場を決定することが重要です。
全ての結婚式場のパンフレットやホームページにマタニティプランやマタニティ婚の情報が掲載されているわけではないため、自分で情報収集をすることが難しいこともデメリットです。
そのため、結婚式場検索サイトで一括検索を行ったり、相談デスクで式場選びの相談をすることが、希望の条件に合う結婚式場を効率的に探す方法だと言えるでしょう。