片耳だけが聞こえにくい!その原因とは
片方の耳だけがぼんやりと聞こえにくい、違和感がある、全く聞こえない。
この様な症状が見られた場合、基本的には早急に耳鼻科で診察を受けるようにしてください。
片耳だけが聞こえにくくなるという症状には、沢山の原因が考えられます。
インターネット上には沢山の情報がある様なので・・・・その原因をまとめてみました。
耳垢が詰まっている
耳垢栓塞(じこうせんそく)といったように病名もありますが、単純に耳垢が奥に詰まっている状態。
耳掃除を入念に行う人ほど起こりやすい症状です。
耳垢を奥に追いやってしまい、詰まってしまうのです。 少し耳垢が詰まるだけでも聞こえにくくなるため、耳垢を取り除くことで聞こえにくさは解消します。
中耳炎
耳の中に細菌が入ることで炎症を起こします。
耳の穴から細菌が侵入するのではなく、耳の管から細菌が入ることにより起こります。
中耳炎は、聞こえにくいというだけではなく痛みを伴います。
時間の経過とともに悪化してしまうため、すぐに病院で治療を受けましょう。
鼓膜が破れている
耳に強い衝撃が加わると、鼓膜が破れます。
鼓膜が破れたとしても、音が全く聞こえなくなる訳ではありません。
そのため、‘なんとなく聞こえにくい’と感じながら過ごすことで自然治癒してしまう場合もあります。
しかし、手術が必要となる場合もあるため、少しでも鼓膜が破れるような覚えがあったり聞こえにくい場合は病院で診察を受けましょう。
大きな音が原因の場合も
長時間大きな音を聞いていたり、突然大きな音を聞いた場合にも聞こえにくくなる場合があります。
これは、耳の神経に負担をかけるため一時的に音が聞こえにくくなるという状態です。
病名は急性音響外傷。
一時的な場合が多いのですが、大きな音を聞く時間が長く、日常化している場合は聴力が固定されてしまい、治すことは難しいと言われています。
外リンパ瘻
外リンパ瘻とは、耳に関係する器官に穴が開く病気です。
急激な気圧の変化によって起こります。飛行機に乗った際や、ダイビングなどに加え、くしゃみや咳などでも起こり得ます。
診断が難しい病気の1つですが、治療は可能です。
突発性難聴
耳鳴りから始まる突発性難聴は、めまいなども伴います。
聞こえにくいという症状から、全く音が聞こえないという症状まであります。
治療の早期開始が治療期間に比例するため、耳鳴りやめまいもある場合は病院で診察を受けましょう。
まとめ
片耳だけが聞こえにくくなった場合の、考えられる可能性をまとめました。
あくまでも可能性であり、当てはまるものがあっても無くても、耳鼻科で診察を受けてください。