舌が回らない、話しにくいと感じる原因とは

脳や神経、舌や口の周りの筋肉に問題があると、上手く言葉を話すことが出来なくなります。 これは‘舌が回らない’‘ろれつが回らない’とも表現される状態です。


脳の病気である可能性

舌が回らない場合、脳や神経の病気である可能性もあります。

脳梗塞脳出血などにより、脳が圧迫されると舌が回らないという症状が起こる場合があります。

基本的に舌が回らない状況はすぐに改善されますが、その後突然脳梗塞脳出血を起こす場合があります。

舌が回らない状況が数分でも続く場合には、速やかに病院で検査を受けましょう。


脳腫瘍であった場合、徐々に症状が進行します。

アルツハイマー病や認知症の場合も、舌が回らないという症状が見られます。これらも、脳や神経に関わる病気であるためです。


神経に関わる病気である場合、筋肉や舌が委縮することで舌が回らなくなっている可能性も考えられます。

食生活が乱れていたり、栄養失調によって脳障害を引き起こす場合もあります。

現代人の食生活は問題視されている通り、しっかりと栄養バランスの取れた食生活を心掛けて病気を予防することも大切です。


筋肉の病気である可能性

筋肉が侵される病気によって、自分の意思に関わらず筋肉が動くことで舌が回らなくなることもあります。

生まれつきの病気である場合と、薬の副作用によって引き起こす場合があります。

また、年齢とともに筋肉が衰えることも影響すると言われています。


その他に考えられる可能性

舌、喉、口腔内の病気である可能性も考えられるのです。

癌や腫瘍が出来ている場合もあります。

ストレスなどによって自律神経が乱れ、舌や筋肉に力が入ってしまう場合があります。


病気以外の可能性はあるのか

お酒に酔って‘ろれつが回らない’というケースは多いです。

しかし、多量に飲酒を繰り返している場合、ビタミン不足により脳障害を起こしている可能性もあります。

口の中が乾燥していたり、寒さ、薬の副作用などでも舌は回らなくなります。


舌が回らない場合の対処法

脳障害、その他の病気が疑われる場合には、MRI検査を行い、脳の状態を確認します。

脳の病気である場合、舌が回らなくなるのと同時に麻痺や吐き気などの症状を伴う場合があります。

横向きに寝て、吐いたものが喉に詰まらないようにします。

すぐに救急車を呼び、早急に処置をする必要があります。


まとめ

舌の筋肉が衰えていたり、疲れなどからも舌が回らなくなります。

疲れを取り、栄養バランスの整った食生活を意識しましょう。 基本的には、大きな病気ではないケースが多いのです。

しかし、舌が回らない状況が続くようであれば、念の為に病院で検査を受けるようにしましょう。