乾燥すると手の指にだけささくれが出来る?対処方法はあるの?

手の爪の皮膚は、組織の繊維が指先に向かって作られています。 爪の根元に歯、線維の断面が露出している状態になっているため、線維がめくれやすくなっているのです。

ささくれは、断裂などの要因が無いのにも関わらず皮膚がめくれた状態を指します。


乾燥する季節のささくれ

冬になると、ささくれが増えるという方も多いのではないでしょうか。 ささくれは、手の乾燥などによって起こります。


また、洗い物をする際の洗剤、シャンプーやリンス、水仕事などで乾燥することによって起こります。


水仕事をする際には、ビニール手袋などを使用して乾燥を防ぎましょう。また、ハンドクリームを塗ったり、冬場に外出する際には手袋をつけるなどの保湿でもささくれ防止効果が期待できます。 冬場は血行不良や、風邪などによる体調不良によってもささくれが出来る可能性があります。


ささくれは女性に多い?

洗い物などの水仕事は、女性が行う機会が多いため、ささくれを含めた手肌のトラブルを抱えているのは女性の方が多いと考えられます。


さらに、ネイルを楽しむ女性は注意が必要です。リムーバーなどアルコールが皮膚に付着することで、ささくれの原因となります。 また、ネイルケアである甘皮除去も皮膚とその周辺を傷めることになるため、ささくれが起こりやすくなります。


ネイルケアの後は、指先の皮膚のケアも行うようにしましょう。



ささくれは栄養不足でもできる

ささくれは、皮膚を作るタンパク質が不足していたり、肌の健康に必要となるビタミン・ミネラルが不足することによって見られる場合があります。


ビタミン類は、美肌に効果のあるビタミンCだけではなく、D・B6・Aなどの種類も摂取することが大切です。ささくれが出来てしまったら、皮膚の再生に効果の期待できるビタミンEを積極的に摂取しましょう。


ささくれはしっかりと治療を

‘大した傷ではない’と考え、放置してしまう方も多いのではないでしょうか。


しかし、ささくれは皮膚のトラブルの1つです。万が一にも傷から細菌が入り、化膿してしまえば治療にも時間が掛かります。


指先は常に物に接しているため、細菌が入りやすい場所なのです。 細菌によって、カンジダ性爪周辺炎を引き起こす可能性もあります。


ささくれが出来た場合には、細菌が入らないようにし、悪化した場合にはすぐに病院で診察を受けましょう。 まずは、ささくれが出来ないようにすることが大切です。

乾燥する季節には保湿をして、十分な栄養を取りましょう。