ぶつけていないのにアザが出来ている?原因は

アザとは、基本的にどこかにぶつけた時に出来る内出血を指します。
アザが出来るメカニズムや、内出血が起こった時に考えられる病気も存在するため、詳しく見て行きましょう。


アザのメカニズムとは

内出血とも呼ばれるアザは、皮膚の下で出血している状態。皮膚を強く打ち付けた際に血管が損傷し、アザが出来ます。
内出血を起こしたばかりの状態は、青あざではなく赤くなります。時間の経過とともに血液が劣化することで黒みをおびて行くのです。
しかし、ぶつけた覚えはないのにアザが出来ていることがありませんか?
これは、打ち身ではなく他の病気が関係していることもあるのです。

悪性黒色腫

「メラノーマ」とも呼ばています。これは皮膚がんの1種です。
大きなホクロのようなもの。直径は1㎝を超えるものであり、通常のホクロよりも大きいことが特徴。また、綺麗なまるでは無くいびつな形であることも特徴です。

血小板減少性紫斑病

血液中の血小板が減少する病気。
血小板とは、血液を凝固させるために必要な機能です。この機能が低下すると、軽く当たった程度であってもあざが出来るのです。

白血病

白血球が異常に増殖し、それに伴い血小板が減少、血液を固める機能が低下します。
そのため、軽く当たっただけでもアザになります。

太田母斑

頬を中心に、顔に青やグレーが混ざったような色の痣が、広がるもの。
頬の片側だけに見られることが多いです。
女性ホルモンが関係していると言われており、産後や思春期に多く見られます。

扁平母斑

茶色や茶褐色の痣のことです。生まれつきある場合、思春期ごろに突然出来てしまう場合があります。

アレルギー性紫斑病

血管壁に炎症が起きる病気です。内出血の赤や紫色の紫斑が見られるようになります。原因は解明されておらず、子供がかかりやすいという点だけがデータとして出されています。

まとめ

アザが出来ていると、‘ぶつけた覚えは無いのに’と不思議に感じることも多いのではないでしょうか。
気付かないうちに打っていたり、大きな病気でなければ問題はありません。実際に、この2点の可能性が非常に高いでしょう。
しかし、あまりにもアザが出来る頻度が多かったり、体調もすぐれないという事が重なる場合には病院での検査を受けることがおすすめです。