寝不足で息が苦しい原因とは?対策方法はある?

睡眠時間が足りていないときに、息苦しくなったり心臓の鼓動が早くなる動悸がするといった症状を経験した事がある方も多いのではないでしょうか。
なぜ寝不足になると、こういった症状が見られるのか。
その原因と対策方法を見てみましょう。


寝不足で息が苦しくなる原因

寝不足による息が苦しくなるのは、自律神経と関係しています。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2種類の神経で出来ています。
自律神経は全身に通っており、一番集中している場所は脳です。
脳は、2種類の神経を環境や体調に合わせて交換したり、バランスを保つことで体の健康を維持しています。
2種類の神経のうち、自律神経は睡眠や精神的な負担により非常に大きい影響を受けるとされています。
2種類の神経の交換が出来ない・バランスが崩れるなどの理由から、息苦しさや動悸などの症状が出てしまうのです。

寝不足で動悸がしたり鼓動が早くなる原因

睡眠時間が足りないことにより、血圧は低下します。
そして、体中の血液量が不足することによって動悸がする場合もあります。
胸の苦しさは、血圧が原因であると考えて良いでしょう。

健康な体を保つためには

自律神経のバランスを良くすることが大切です。
睡眠不足が続き、低血圧や自律神経のバランスが崩れたままになることで日常生活に支障をきたすばかりか、命の危険も伴います。
仕事が忙しく、睡眠時間を確保できないという方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、健康な体や命あっての仕事です。自分の体のこともしっかりと考えましょう。

寝たいのに眠れない

不眠症で眠れないという方は、無理に眠ろうとせず体を横にしているだけでも良いでしょう。睡眠を取った場合と同様に体の疲れを取ることが出来ると言われています。
一度、眠ることは諦めて目を瞑り横になりましょう。
眠れないからと言ってスマートフォンやパソコンを見てしまうと神経が刺激され、ますます眠れなくなってしまいます。

どうしても眠りたい場合には、睡眠導入剤も有効です。
睡眠薬と聞くとイメージが悪く、飲みたくない・家族には飲ませたくないと思う方も多いはず。
しかし、睡眠薬を飲むことよりも眠れないことの方が、健康や精神面に大きな負担を与えるのです。
医師の判断に従い、きちんと管理をすることで15歳位の年齢から服用することが可能です。
自分の睡眠不足の原因に合わせて、快眠方法を探って行きましょう。